= LetterFix for Mail.app = Mac OS X の Mail.app の仕様によりメール受信時にISO 2022-JP に変換できないUnicode文字となってしまった文字や,メール作成中に不注意で入力してしまったUnicode文字を,別の文字に置換することで,ISO 2022-JP でメールを送信する手助けを行う,Mail.app のプラグインです。 Unicodeに対応していないクライアントで,文字化けメールが発生することを防ぎます。 Mac OS X 10.5 - 10.12.4 に対応 == 利用方法 == メールに問題となる文字が含まれている場合,メール作成ウインドウを開く際・メッセージを保存(自動保存)する際, メッセージを送信する際に,プラグインからのメッセージが表示されますので,メールの文字を変換するかを選択してください。変換を選択した場合,以下のような動作を行います。 * テキストエンコーディングの初期値を「日本語(ISO 2022-JP)」に設定します。 * 〜—等の文字が正しくないUnicode文字(~(U+FF5E),―(U+2015))となっている場合は,ISO 2022-JPに変換可能なものに置き換えます。 * 丸数字・ローマ数字等の機種依存文字を,(1)やIV等,通常の文字を使用した表現に置き換えます。 * Leopardの場合は,丸数字・ローマ数字等の機種依存文字は,受信時点で「㈰」等に文字化けしています。これを通常の文字を使用した表現に置き換えます。 * 残ったISO 2022-JPに変換できない文字を,「〓」に置き換えます。 * 件名の文字を確認し,上記の動作の他,〜—等の【本来はISO 2022-JPに変換できるはずなのにMail.appのバグでUTF-8で送信されてしまう】文字を置き換えます。 == 設定 == 上記の動作の一部を停止させることが可能です。設定は,Mailメニューの中に,新たに「LetterFix Plug-in」設定メニューが出来ていますので,そちらで設定してください == インストール方法 == 注:dmgイメージファイル内のインストーラーからインストールする場合は,以下の作業は必要ありません。 zipファイルからインストールする場合, 利用の前に,Mail.appでプラグインが利用できるように設定する必要があります。 ターミナルを開き,以下のコマンドを実行してください。 v10.6 Snow Leopardの場合: {{{ defaults write com.apple.mail EnableBundles -bool true }}} v10.5 Leopardの場合: {{{ defaults write com.apple.mail EnableBundles -bool true defaults write com.apple.mail BundleCompatibilityVersion 3 }}} その後,ダウンロードし解凍したLetterFix.mailbundleを,フォルダごと ~/Library/Mail/Bundles/ に入れて,Mail.appを起動してください。 もし,~/Library/Mail/の下にBundlesフォルダがない場合は,自分で 作成してください。 == 謝辞 == このプラグインを作成するにあたり, * - http://code.google.com/p/quotefixformac/ * - http://code.google.com/p/leopard-preferred-mail-charset-fix/ * - http://www.mronge.com/2009/09/10/nasty-hacking-with-64-bit-objective-c/ * - http://d.hatena.ne.jp/NAOI/20091001/1254376037 を参考にさせていただきました。 [[ReleaseList]] [[RecentTickets(limit=5)]]