以下の文書は eclipse.org の Wiki(日本語)翻訳ルール に移行したため凍結します。


Eclipse 翻訳ルール

(コミッター/レビューア向け)

■表記

●英数字

隣接する英数字と全角文字の間に、半角スペースが挿入を挿入する。

正しい例)

  • ObjectWeb コンソーシアム Eclipse 更新サイトです。

ただし、括弧の内側、およびコロン (:) やはてな (?) の左側には挿入しない。

正しい例)

  • 英数字以外の 1 文字 (単語の文字以外):
  • 削除しますか?

●カタカナ

中黒 (・)

隣接するカタカナ単語は、中黒(・)で区切る。

正しい例)

  • ODA フラット・ファイル

長音

末尾の長音は伸ばす(JIS とは異なる)。

正しい例)

  • プロパティー
  • パラメーター名
  • 構造イテレーターです
  • エンティティー

●訳文に使用する日本語表記

使用しない漢字

特定の表記は、漢字ではなくひらがなを使用する。

正しい例)

  • できません (「出来ません」ではない)
  • すべて(「全て」ではない)

個数

個数を表現する場合は、ひらがなではなく数字を使用する。

正しい例)

  • 1 つ(「ひとつ」ではない)

ただし、「1 つ」とするか、「1 個」とするかは考慮が必要。 特に、数字が埋め込みパラメーターになっていて、数字が 10 以上になる可能性 がある場合には、「個」を使用する必要がある。

■語句・表現

●基本方針

eclipse.org がこれまで(Eclipse 3.2まで)配布してきた 25 個の言語パックでの翻訳方針に合わせる。

●訳文にも英単語をそのまま使用する単語

世間一般で認知されているとおもわれる単語

正しい例)

  • Web

固有名詞

正しい例)

  • Apache

プログラミング用語

正しい例)

  • bean
  • setter
  • getter

●カタカナに訳す単語

正しい例)

  • location=ロケーション
  • validator=バリデーター (でも validation は検証)
  • archetype=アーキタイプ
  • artifact=アーティファクト

●カタカナに訳さない単語

正しい例)

  • annotation=注釈

●訳語の統一

正しい例)

  • shared=共用 (「共有」ではない)
  • save=保管 (「保存」ではない)
  • preserve=保存 (ただし文脈により「保持」でも良い)
  • remove=除去 (「削除」ではない)
  • delete=削除
  • edit=修正(「編集」ではない)
  • unique=固有(「一意」ではない)
  • use=使用(「利用」「使う」ではない)
  • ancestor=上位(「先祖」ではない)

●既知のやっかいな?訳語ゆれ

  • element=要素, エレメント (XMLかどうかで使い分け?)
  • attribute=属性, アトリビュート (XMLかどうかで使い分け?)
  • key=鍵, キー (セキュリティの場合には鍵, プロパティファイルの場合にはキー)
  • description=記述, 説明
  • type=型, タイプ (言語的には型, それ以外はタイプ)
  • revision=改訂, リビジョン (SVN的にはリビジョンと呼びたいのだが…)
  • cycle=循環, サイクル (JavaVM的には循環, それ以外はサイクル)
  • view=ビュー, 表示(Eclipse的にはビュー, それ以外は?)
  • lock=ロック, 固定
  • difference=相違, 差異
  • status=状況, ステータス

●用語の統一

正しい例)

  • new class=新規クラス(「新しいクラス」ではない)

●表現の統一

表現の例)

  • must=~する必要があります (「~しなければなりません」ではない)
  • deprecated=使用すべきではありません (「非推奨」ではない)
  • edit conflicts=競合の編集(「競合を編集」ではない)
  • see details=詳細を参照してください(「詳細を確認してください」ではない)
  • would you like to=「~しますか?」(「~したいですか?」ではない)

いくつかの項目や言い回し (現在約 80 項目) は Pleiades が持つ翻訳ルール・エンジンにより統一される。

■訳出基準

●ピリオド

  • ピリオド (.) がある場合には、日本語でも句点 (。) をつける。
  • ピリオド (.) がない場合には、日本語でも句点 (。) を付けてない。

●複数形

基本的に複数形は訳出しない。

英単語をそのまま訳文に使用する場合も、複数形は使用しない。

正しい例)

  • TODOs=TODO

●人称代名詞の省略

  • 通常、1 人称 (I)、2 人称 (You) は訳さない。
  • 3 人称 (It など) も省略する場合が多い。

正しい例)

  • I Agree=同意します
  • Do you wish to remove it?=除去しますか?

●進行形の訳出

基本的に進行形は明示的に訳出する。

  • finding differences=相違を検出中(「相違を検出」ではない)

■文体

●ピリオド (.) の あり/なし

  • ピリオド (.) がある場合には、普通の文章になる。
  • ピリオド (.) がない場合には体言止めになる傾向にある。
    • メニューや、ダイアログのタイトル、ラベルである可能性が高い
    • プロパティーのキー名により、使用箇所をある程度特定できる場合がある

●セミコロン (:)

セミコロン (:) で終わる場合には、ピリオド (.) がなくても普通の文章である場合が多い。

●原文の文体に合わせた訳

be動詞が省略されていたり、単語の先頭が大文字になっている場合は、体言止めで訳す。

  • Resources Changed=リソース変更済み(「リソースが変更されました」ではない)

(注)be動詞の省略や、単語の先頭を大文字にする記法は、本のタイトル、新聞の見出し、文章の見出しなどに用いられる。

■その他

●埋め込みパラメーター

英文に存在する埋め込みパラメーターが、訳文で抜け落ちないよう注意する。

執筆中…