TracLightingリリースプロセス

TracLightningの機能が肥大化し、テストでバグを潰し切れずリリース時にバグの混入が目立つようになってきました。 趣味で適当に開発するには限界に達して来たため、リリースプロセスを定めることとします。

αリリース

極めて不安定なバージョン。開発者が動作確認を行うために利用する。大きなアーキテクチャ変更(trac0.10->trac0.11などの変更)があった場合、α版をリリースしテスターを募る。

βリリース

不安定なバージョン。開発者が動作確認を行うために利用する。TracやApacheを自力でインストールする知識があれば、不具合があっても自力で解決し運用で利用することができるレベル。Trac Lightningのマイナーバージョンアップ以降はまずはβ版をリリースする。

RCリリース

リリース候補(Release Candidate)バージョン。βリリースを行った後1週間以上クリティカルなバグが発生しない場合、RCリリースとすることができる。1週間以内にリリースするのにクリティカルなバグや機能追加要求があった場合、RC2,RC3とRCのバージョンをインクリメントする。

正式リリース

一般ユーザ向けのリリース。RCリリース後、1週間以上クリティカルなバグが発生しない場合、RCリリースから正式リリースへ昇格することができる。新しいRCリリースを行った場合、最後のRCリリースから1週間以上待つこととする。

リリースの作成方法

trac.issの下記の行を書き換え、バージョンを変更する。

[Setup]
..
AppVerName=Trac Lightning 2.2.4
install\replace\trac.ini.inの下記の行を書き換え、バージョンを変更する。
[project]
footer=Powerd by<br />Trac Lightning<br />Version 2.2.4
インストーラをビルド、テスト後、gitにタグを打ち、ファイルをアップロード。アップロードする前にファイル名は、TracLightning-2.2.4.exeのように、バージョン番号をつけておく。