[Anthy-dev 869] Re: Design philosophy and strength of uim

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YamaKen yamak****@bp*****
2004年 6月 22日 (火) 15:17:49 JST


At Tue, 22 Jun 2004 14:08:33 +0900,
tkng****@xem***** wrote:
> 
> On Tue, 22 Jun 2004 00:00:31 +0900
> YamaKen <yamak****@bp*****> wrote:
> 
> > また、どなたか上記のメールを日本語に訳してくださると嬉しいです。
> 
>  現実逃避に訳してみました

ありがとうございます。逃避ついでに徳永さん自身の意見表明もどうで
しょうか。ぜひ読みたいです。

全体的な訳はすばらしいですが、部分的に修正・補足します。

> - デザイン哲学
>   * あらゆる点でクリーンであれ

  * be clean for valuable things
  * 価値あるものごとにはクリーンにあたれ

>   * 重要でないことでは実用的であれ

  * be pragmatic for unimportant problem
  * 重要でないことには実用本位であれ

>   * 一般化のための一般化はやめたまえ

これでもOKですが、「汎用化」とした方がイメージしやすいと思います。

  * refuse generalization for generalization
  * 汎用化のための汎用化は拒否せよ

>   * input methodの間の要求に対してシンプルさをキープしろ
>   (超意訳:TSFみたいに異なったプログラミングモデルをシンプルにサポートできるべきである)

  * keep simple to follow the requirements beyond input method
  * input methodの先にある要求に応じられるようシンプルさをキープしろ

TSFみたいに異なったプログラミングモデルにも簡単に追従できるよう
に身軽でいろって事です。

> - 長所
>   * バランスの取れた実用主義、開発中の緊密なクライアントの関係、
>     Schemeの柔軟さを生かし、迅速なscrap & buildができます(訳注:前半ちょっと意味不明)

  * allows rapid scrap & build of core library using flexibility
    of Scheme, well-balanced pragmatism, and in-process tight
    relationship with client

'in-process'を間違った意味で使ってしまったようです。「同一プロセ
ス内」と言いたかったんですが、どう表現したらいいですかね。

  * Schemeの柔軟さ、バランスの取れた実用主義、同一プロセス内動作
    による緊密なクライアントとの連携を生かし、コアライブラリの迅
    速なscrap & buildができます

> - 許容可能な事
>   * ブリッジやアプレット、GUIといった非コアコンポーネントの廃止やマージ

  * discontinue and merge several non-core components such as
    bridges, applets, GUIs with corresponding one of external
    project

  * ブリッジやアプレット、GUIといった非コアコンポーネントの廃止
    や他のプロジェクトの同等品とのマージ

>   * 他のプロジェクトとの意味的なAPIの統一のためのClient APIの変更    ク
>    ライアント(アプリケーション側)のプログラマに対し、統一されたプログラミ
>    ングモデルを提供するため。

「意味的な」を()で括りました。物理的に統一できる可能性もないわけ
ではないので。

  * 他のプロジェクトとの(意味的な)APIの統一のためのClient APIの
    変更クライアント(アプリケーション側)のプログラマに対し、統
    一されたプログラミングモデルを提供するため。


>   * クライアント側プログラムにおけるインプットメソッドサポート(CJKまで
> きちんとサポート)の普及のための他プロジェクトとの努力の統一(協力?)

'unify'は訳しにくいですね。以下のような感じでどうでしょう。

  * クライアント側プログラムにおけるインプットメソッドサポート
    (CJKまできちんとサポート)の普及のために他プロジェクトと
    力を合わせる

>  「input methodの間」はMicrosoftのText Services Frameworkのような、もっ
> と一般的で現在のIMのモデルとは異なった技術のの仮定を意図しています。

'beyond input method'で「input methodを越えた先にあるもの」の意です。


こうして訳してもらうと、私の持っているイメージを伝えきれていない
ところが浮き彫りになるので価値ある作業だと思います。ありがとうご
ざいました。


>日野さん
Babelfishは便利なツールで海外の開発者とコミュニケーションするの
に欠かせないですが、今回のような件にはまだ力不足だと思っています。
提案してくださった事自体は嬉しいです。今後も気軽にご意見ください。

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ヤマケン yamak****@bp*****



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