[Anthy-dev 3651] 9100e のバグ報告およびその修正パッチ

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g-hal****@fenix***** g-hal****@fenix*****
2008年 12月 5日 (金) 22:09:16 JST


 fenix.ne.jp の G-HAL と申します。
Anthy-9100e に、バグと思われる部分や不都合を見つけまして、
その修正パッチを作ってみましたので、送付いたします。

 9100f ではありません。取り下げとの事なので、9100e で作業しています。
 バグや不都合の発症は、OS 問わず起きました。
修正パッチも OS 非依存です(間違いが無ければ)。


・INDEPPAIR学習による交換先が、付属語の定義の関係で存在しなかった時に落ちる。
  「いちおく(itioku)」と呼ばれている件と同一だと思われます。
→ src-worddic/word_dic.c の anthy_get_nth_dic_ent_str() にて、
   無変換文字列やカタカナ語などの判定が抜けている。

・不正なメモリアクセスや、メモリの多重解放を起こす事がある。
→ src-ordering/infosort.c の anthy_sort_metaword() にて、
   NULLポインタの検査が抜けている。
   src-worddic/word_dic.c の anthy_get_nth_dic_ent_str() と、
   src-worddic/ext_ent.c の anthy_get_nth_dic_ent_str_of_ext_ent() にて、
   返値の代入が抜けている。
   src-util/input.c の anthy_input_create_context() にて、
   変数の初期化が抜けている。

・読み込むテキストファイルに空行があると、読み込みが打ち切られてしまう。
→ src-diclib/ruleparser.c の get_line() にて空行処理が変。
   vagus氏の、depgraph に定義しても効かない、と言う話と同一の件です。

・郵便番号の変換をした時に、メモリリークを起こす。
→ src-worddic/ext_ent.c の search_zipcode_dict() にて、
   メモリの解放のミス。

・3桁の郵便番号への対応が不完全で機能していなかったので、仕上げてみました。
→ src-worddic/ext_ent.c の anthy_get_nth_dic_ent_str_of_ext_ent() 。

・anthy-agent にて、alt-cannadic の単漢字辞書が引ける様に、
  キーマッピングを追加。
→ src-util/rkmap.h

・src-diclib/xchar.c に、文字コードが間違っていると思われる文字が1個。
・src-diclib/xchar.c に、記述漏れかもしれないと思われる文字が5個。

・付属語テーブルや辞書の元データを更新した後に、再度ビルドしなおしても、
  辞書の更新が行われない。
→ depgraph/Makefile.am、mkworddic/Makefile.am にて、
   その近辺の依存関係が記述されていない。

・変数の初期化忘れにより、処理がおかしくなる事があるかもしれない。
→ src-diclib/ruleparser.c の anthy_open_file() 。

・辞書もしくは学習データが壊れていた時に、落ちる。
  これは仕様といえば仕様ですが、一応、対策パッチを付けておきます。
  不要だと判断されましたら、お手数ですが捨てて下さい。

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                         (Now Printing)                         
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テキスト形式以外の添付ファイルを保管しました...
ファイル名: anthy-9100e.debugpatch.bz2
型:         application/octet-stream
サイズ:     4378 バイト
説明:       無し
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