Naoki Takezoe
takez****@gmail*****
2005年 3月 24日 (木) 11:48:43 JST
竹添です。 現状でPDF生成に関する問題点を挙げておきます。 まず、FSWikiではPDFの生成にPDFJというライブラリを使用しています。 PDFJを使っていることで以下のような制約があります。 - インライン要素のネストができない - イメージをうまく表示するにはブロック要素とする必要がある 特に前者の制約が致命的で、FSWikiがインライン要素のネストをサポートして いないのも、これが原因です。 また、インラインとパラグラフタイプのプラグインに関してですが、現在のFSWikiでは HTML形式のテキストを返すものとWiki形式のテキストを返すものがサポートされて いるのは皆さんもご存知かと思います。 Wiki形式のテキストを返すものについてはパーサで処理可能なので、PDFにも 反映されます。HTML形式のテキストを返すものについてはスルーされます。 たとえばHTMLのフォームを出力するプラグインなどはPDFには反映されません。 これは(自分でいうのもなんですが)うまい仕組みだと思います。 で、FSWikiではもともとドキュメント用途での利用を前提としていたこともあって、 プラグインの出力であってもドキュメントとして内容のあるものであれば、PDF (に限らずコンバータが実装されたあらゆるフォーマット)に出力したいと考えて いるわけです。書式をできるだけシンプルに保ちたいというのも、HTML以外の フォーマットで出力した場合の情報の欠落をなるべく少なくしたい(できればゼロ にしたい)という理由が1つあります。 しかし、前述のようにPDFJの制約は正直かなりキツイものがあります。また、 最近はPDFを出力するフリーソフトや、ブラウザからPDFを出力可能なものも あったりしますので、FSWiki側でPDF生成をサポートするメリットがあまりない ように感じています。 そこで、PDFや、他のフォーマットへの変換を考えず、HTMLに特化することに すれば上記の問題は解決しますし、今まで取り込みを見送っていた装飾系の プラグインを標準で提供することについても障害はなくなります。 といったところです。要は4.0ではHTMLに特化すべきかどうか、ということなの ですが、この件について皆さんのご意見をいただけないでしょうか。 -- Naoki Takezoe <takez****@gmail*****>