Shiro Kawai
shiro****@lava*****
2010年 11月 27日 (土) 07:00:33 JST
今準備中のGauche 0.9.1リリースでは、Windowsネイティブ環境の サポートが若干増強されています。ただ、私はヘビーなWindowsユーザでは ないので、ちゃんとできているのか自分ではよくわかりません。 正式リリース前にWindowsを使っている方にテストしていただければと思います。 現段階では、機能面の不備よりは、クラッシュしてしまうとかシステムを おかしくしてしまうといったshow stoppingな欠陥の方を探しています。 試す時は自己責任でお願いします。また、「Windowsっぽくない」やり方に 気づかれたらどう改善すれば良いか教えてください。 インストーラはこちらからダウンロードできます。 http://practical-scheme.net/vault/Gauche-mingw-0.9.1_pre2.exe md5sum: 55e6a50fd8642e7679b8caaabae91866 Gauche-mingw-0.9.1_pre2.exe テスト用ですので再頒布は控えてください。 以前のWindowsインストーラは、いくつかのセキュリティソフトウェアが ウィルスを誤検出していました。それについても知りたいので、お使いの ソフトウェアが何か言ってきたら教えてください。私はAvast!を使っています。 ハイライト: - Windows 2000以降をサポートします。 - Windows版には2つの実行可能ファイル、gosh.exeとgosh-noconsole.exeが 含まれます。gosh.exeはUnix版のgoshと同じで、シェルウィンドウから起動して REPLを使えます。デスクトップに作られるショートカットはこちらを指します。 gosh-noconsole.exeは非コンソール版のバイナリで、*.scmファイルは インストーラによってこちらに関連付けられます。したがって*.scmファイルを ダブルクリックすればgosh-noconsole.exeによって実行されます。 gosh-noconsole.exeは実行開始時にはコンソールにアタッチされていません。 ただ、スクリプトが標準出力や標準エラー出力に何か書き出すと、その時点で 新たなコンソールが作られてそこに出力が表示されます。 - Gauche-glが含まれています。グラフィックスが使えた方がおもしろいですから。 ちょっとぐぐってみたところ、ごく基本的なOpenGLのサポートはWindowsに 付属しているとのことでした(XPまではOpenGL 1.1、Vistaから1.4)。なので インストールすればそのまま動くんじゃないかおもいますが、もし何か別の パッケージをインストールしなければならなかったら、教えてください。 その旨、リリースノートに記しておきます。GLUTについては含まれているので 別にインストールする必要はありません。 - C:\Program Files\Gauche\examples以下にいくつかのサンプルがインストール されています (インストーラで別のディレクトリを選んだ場合はそちらを見て ください)。*.scmファイルはGaucheのアイコンになっているはずで、 ダブルクリックで走らせることができると思います。 もしExplorerからスクリプトを起動できないようなら、ターミナルから goshを使って走らせてみて (例: gosh example1-3.scm)、エラーが出てないか どうかみてください。 - gauche-configとgauche-packageについて、パス名に空白が含まれる 場合への対応を若干強化しました。少なくともGauche-glについてはMinGW+MSYS 上でsvn trunkのソースツリーからビルドできるはずです。 ただ、他の拡張パッケージでは、Makefile.inの手直しが必要になると思います。 --shiro