Kazuki IWAMOTO
iwm****@maid*****
2004年 10月 28日 (木) 04:28:54 JST
岩本一樹です。 新たに1つのバグを報告しました。 http://bugzilla.gnome.org/show_bug.cgi?id=156621 これは以前の報告の http://bugzilla.gnome.org/show_bug.cgi?id=155884 と関連します。 Visual C++ 6.0に付属のSDKでコンパイルを試みるとgutils.cがコンパイルできず、 最新のSDKでコンパイルを試みるとgatomic.cがコンパイルできません。 その中間のSDKならばコンパイルできるかも知れませんが... 実はどのSDKでもコンパイルできない可能性があります。次のようなケースです。 1.古いSDKで環境を構築する 2.gatomic.cを含めて全体をコンパイルする 3.SDKをupgradeする 4.gutils.cを改変してコンパイルする で、4で作られるobjectファイルとそのほかの古いobjectファイルをリンクすれば、 バイナリは作れてしまいます。nmakeではファイルが更新されれば、依存関係を調べて 再構築されますが、SDKのupgradeまでは関知しないので、古いSDKで作られた objectファイルは更新されません。 SDKをupgradeしたときにnmake cleanすれば、こういう問題は発生しません。 GLibのWin32を更新している人が、この状態に陥っていると、問題に気がつかない かも知れません。 岩本一樹 iwm****@maid*****