[Linux-ha-jp] DRBDについて:片側を常に正とできるか?

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Tatsuya Watanabe tatsu****@gmail*****
2013年 8月 23日 (金) 01:03:27 JST


渡辺と申します。こんばんは。

二日たっているので状況が変わっているかもしれませんがコメントします。

> 当面稼働系を正として強制稼働させたいのですが可能でしょうか?

「稼動系を正として強制稼動」というのは具体的にどのような動作を
イメージされているのでしょうか。

実際どのような動作を希望されているのかと、どのような設定を
されているのかが分からないため、以下は推測になりますが、
参考にして頂ければと思います。

・案1

稼動系をnode1、待機系をnode2として、node2ではDRBDを
Primaryに昇格させたくない(ただしDRBDのレプリケーションは維持したい)
ということでしたら、Pacemakerのnode2のlocation設定に
-infを設定するというのが一案と思います。

稼働中のノードでPacemakerの設定を修正するには
crm configure editを使用します(以下、私の環境での一例です)

# crm configure edit

location rsc_location-1 <DRBDのマスタスレーブリソース名> \
    rule $id="rsc_location-1-rule" $role="master" 200: #uname eq node1 \
    rule $id="rsc_location-1-rule-0" $role="master" -inf: #uname eq node2 \

この例ではnode1の故障時にも、node2のDRBDはPrimaryに昇格しないため、
実質片系状態です。node1の故障時にはnode2を昇格させたい+node1の故障が
復旧したら自動的にnode1にフェイルバックさせたいということでしたら、
以下のような設定になります。

・案2

rsc_defaults $id="rsc-options" \
    resource-stickiness="0" \

location rsc_location-1 <DRBDのマスタスレーブリソース名> \
    rule $id="rsc_location-1-rule" $role="master" 200: #uname eq node1 \
    rule $id="rsc_location-1-rule-0" $role="master" 100: #uname eq node2 \

resource-stickinessを0、スコア値をnode1>node2にしているので、
node1が優先的に昇格します。

他の設定によっても変わってきますので、実際の設定にあわせて修正が必要になります。
以下のような情報を頂ければもう少し適切なコメントができるかもしれません。

# crm_mon -fA -1
# crm configure show
# cat /etc/drbd.conf

> 稼働系⇒待機系の同期はされていれば問題なか
> ったと思うのですが、そちらはNGだっただと
> 思います。。。

ご認識の通り、同期されていない状態でフェイルオーバすれば、
プロトコルCであっても当然データは欠損します。同期がNG
だったのは間違いないのでしょうか。

> これは、正しくdrbdで冗長化されているという認識で良いのでしょうか?

接続状態(Connected)、両ノードの役割(Primary/Secondary)、
データの状態(UpToDate)とも良好な状態に見えます。

> ちなみに、LCMCの画面で見ると、・・・

申し訳有りませんが、LCMCは使ったことがありませんので、
こちらについてはコメントできなそうです。

稼動系が不安定なのであれば、まずはそれを何とかするのが先決ですね。

以上、よろしくお願いします。
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