元木です。 #やはり添付ファイルは見るモチベーションが一気に下がりますね。 #メールを見て忘れてしまうことが少なくないですね。 #論点(今回の reviewForOldTrans.txt)はメール本文の方が議論が #進みやすいかもしれませんね。 reviewForOldTrans.txt に関してのコメントです。 # その他、気になる点 今のガイドライン自体が 2000年前後に議論されたものなので、 その後、世の中の翻訳ガイドラインもだいぶ変化してきていると思います。 大きな転機は、マイクロソフトのデスクトップ向けの翻訳ガイドラインが大きく変わった 頃からです。 GNOME などのデスクトップの翻訳もこれにあわせて変更されるなど、 マイクロソフトのガイドラインはかなり参照されている印象を持っています。 「翻訳 ガイドライン マイクロソフト」でいろいろ見つかりますが、 https://www.microsoft.com/ja-jp/language/StyleGuides?rtc=1 が具体例も多いです。 10年近く前に OpenStack の日本語翻訳(ドキュメント、ダッシュボード)の用語に関して 20人くらいでの議論を取りまとめしました。そのときには、いろいろなガイドラインを確認 しましたが、最終的にはマイクロソフトのガイドラインを参考にすることが多かったです。 JM にも参考になる点が多いと思うので、整理したページも載せておきます。 https://wiki.openstack.org/wiki/I18nTeam/team/ja/convention 個人的な違和感も大事ですが、既存のガイドラインを参考に整合性を取っていくことも 大事だと思いますので、少し詳しくコメントしました。 > 引き数: 間にひらがなの「き」を含める表記に違和感。 個人的にはどちらにも抵抗感はありませんが、 世の中の傾向はどちらが多いのでしょうか。 マイクロソフトばかり引用してすみませんが、こちらの用語集では「引数」でした。 > ユーザ: 語末の長音符号がない点に違和感。 > 日本語で発音する際には誰しも「ユーザー」と伸ばして発声する。 最近は「ユーザー」のように表記する場合が多いですね。 電機業界、通信学会などでは長音記号なしが多いことが当初の用語選択に影響しているのでしょう。 LDP man-pages の私が訳しているところでは「ユーザー」を使っています。 > 中黒の利用の不統一性: > 例:ロッキング・スキーム は中黒を用いている。コマンドラインは用いていない。 > 基準がなさそう。 私自身は中黒は使っていません。 中黒(・)についてもいろいろ議論したことがあります。 上記の私が関わった OpenStack のガイドラインでは中黒は使わないことにしました。 中黒は、英単語内のゆるい区切り、併記するときの区切りなどいろんな意味で使われていて、 けっこう適当です。併記するときは「、」を使う(マイクロソフトのガイドラインもそうです)、 英単語内のゆるい区切りは、なくても、それほど分かりにくくならないことが多い、といった ことから、中黒は使わないことにしました。決めたらすごい翻訳が楽になった記憶があります。 # 旧訳 po ファイル個別箇所 主に訳注、バージョン差異、補足情報の過多に関するものと受け取りました。 私自身は、訳注については、原文の誤りといったレベル以外では使わない方針です。 説明が足りない場合は、そもそも原文の英語の方の修正を働きかけるべきという 考えを持っています。 (LDP man-pages の翻訳過程で見つけたバグなどはすべて報告や修正を送っています) また(コマンド系の)man page はあくまで特定のバージョンに紐づくものなので、 基本的にはそのバージョンでの動作を説明すればよいと思っています。 # 旧訳 po ファイル全般 > po ファイル内の日本語訳文の行末に "\n" を挿入している箇所が散見 > される。原文にも存在するのであれば、適切であるが、そうではない > 箇所が多々あり、不適切、不要と思える挿入。 > => とりあえず新訳は放置。大幅な改修可能性あり(?) PO ファイル内の \n ですが、すでに議論されていますが、個人の好みのレベルだと 思います。最終的な表示に影響がないのであれば、どちらでもいいと思います。 私自身は \n を入れない方です。 > ※ Linux JM ガイド>「一般情報」>「日本語 man ページの確認」 > ページに示されている "man-ja.sh" を用いた見映え検証に基づいて > いるかのように想像。あるいは逆に man コマンドのみを使って > 表示した際の日本語の見映えが悪い点を克服しようとした結果、 > "\n" の挿入を実施したものとも想像。 > ※ これは少なくとも「翻訳担当者」が為すべき作業ではない。 > どうするのか指針なり方針なりの検討とアナウンスが必要。 ちなみに man-ja.sh (というか .mso ja.tmac) の話とは直接関係ないです。 ja.tmac はレンダリング後の改行判定や行内での配置(均等配置とか左詰め優先とか) などを日本語向けに調整するために groff で用意されているものです。 ディストリビューションの man の設定などで設定すればそうなるだけです。 JM の man-ja.sh は単にレビュー時に読みやすくする程度の役割しかないです (と自分は思っている)。 以上です。 On Sat, May 22, 2021 at 7:36 PM matsuand <michi****@gmail*****> wrote: > > <STATUS> > stat: DP > ppkg: GNU findutils 4.8.0 > page: xargs.1 > date: 2021/01/09 > mail: michio_matsu****@yahoo***** > name: Michio MATSUYAMA > </STATUS> > > 添付ファイル1 > > $ tar tf xargs.1.tar.gz > draft/man1/xargs.1 > original/man1/xargs.1 > po4a/add_ja/copyright/xargs.1.txt > po4a/man1/xargs.po > translation_list > > 添付ファイル2 > reviewForOldTrans.txt.gz > > コメント > 旧訳への指摘を行いました。reviewForOldTrans.txt > 辛辣にレビューしています。私の翻訳姿勢、レビュー姿勢を示すものです。 > 反論お願いします。その協議検討を適宜、新訳に適用します。 > _______________________________________________ > linuxjm-discuss mailing list > linux****@lists***** > https://lists.osdn.me/mailman/listinfo/linuxjm-discuss