いいじまです。 まさかここまで露骨に誤読されるとは思わなんだ。 > > 一般論として、他のプロジェクトからインポートしたコンテンツを我々の産品に含めて再配布するには、インポート元の著作物のライセンス条項に従って表示を行う必要があります。これも大丈夫ですか? > > > > そして、そういう情報は「manpageの訳文だけを利用するエンドユーザー」が容易に所在を認知できる必要があります。どこかでそう決まっているから、ではなくて、「本来避けられるはずの筋違いな法的クレーム」のリスクを避けるためです。 > > 元がメッセージカタログであるから(外部からの参考訳だから)、 > man ページ本文に謝意を表示するというのですか? 違います。 「一般論として、他のプロジェクトからインポートした コンテンツを我々の産品に含めて再配布するには、 インポート元の著作物のライセンス条項に従って 表示を行う必要があります。」 これが理解できない?世間一般のwebデザイン等でそういうクレジット表示が行われていないのは、「何々の用途にはクレジット不要」と明言されているコンテンツを使っているからです。 というか、そもそも「謝」辞という語を誤解されているんですかね? 「謝辞」に対応する英単語は thanks ではなく acknowledgement です。感謝ではなく周知・告知です。お礼を言うのが目的ではなく、誰の産品なのか明らかにするのが目的です。ということは著作者人格権の問題なのです。 一般に、作者名の明記を省略するには「事前に」当該作者からの許諾が必要です。事後承諾でいいだろうと高を括っていたら「無断で使うとはけしからん。許可は出さん。配布済みの製品の回収・廃棄を求める。」という「訴状」と「仮差押」がある日突然届くリスクがあります。 …で、たまたまGNUソフトウェアなどについては「一定の要件に従う限り、無断で再利用OK」という条件を明記して配布されているので、我々はこうやって自由に翻訳ができているわけです。ところが、JM以外の場所から持ってきたコンテンツにはそれぞれ別々の法的制約に従いますから、その制約を無視することは許されません。 > 私は謝辞を man ページの本文に含めるべきではない理由は > 以下です。謝辞は man ページユーザーにとって価値はありません。 > 謝辞は、謝辞される側と謝辞する側の自己満足にすぎないと > 解釈します。謝辞している自分を表に出して、man ページ上に > 書き表されているのを見てご満悦する、という感覚にしか見えません。 > 謝辞を出さない方針に一票です。 違います。Acknowkedgements は正当な出典を明らかにするためのものです。 「謝辞は man ページユーザーにとって価値はありません。」 「謝辞している自分を表に出して、…満悦する、という感覚」 この2つのstatementsは、「著作者人格権」の概念を根底から拒絶・否認するものと私は解釈します。 -- 飯嶋 浩光/でるもんた・いいじま @ PC IIJIMA Hiromitsu, aka Delmonta Email <delmo****@denno*****>