[Lkst-develop] デフォルトマスクセットの変更案

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Keisuke Hatasaki ke-ha****@sdl*****
2002年 8月 9日 (金) 14:45:23 JST


畑崎です。

下記メールに関して質問があります。

> ・タイマ関連は、クラッシュダンプの情報からスケジューリング状態
>  が把握できるため。

これは、ダンプ情報からどのようにして把握することができるのでしょうか。
もう少し詳しい説明をお願いいたします。

その他の変更に関しては問題ありません。
次回から反映いたしましょう。

以上。

>秋山です。
>
>LKSTの定常運用でのオーバヘッドを削減するため、デフォルトの
>マスクセットの変更案を検討しました。
>ご意見いただきたく。
>
>[削減の方針]
> トレース採取するイベントは、クラッシュダンプでカーネルの
> 障害調査に必要なものだけに絞る。
>
>以下に、トレース採取をオフにするイベントを挙げます(現行はデ
>フォルトでオン)。
>問題なければ、次期リリースで反映します。
>
>イベント          フックポイント(関数)
>MEM_DO_NOPAGE     メモリ獲得(空きページなし)(do_no_page)
>MEM_DO_WPPAGE     メモリ獲得(do_wp_page)
>MEM_WAIT_PAGE     メモリ獲得待ち入り口(__wait_on_page)
>MEM_GET_FREEPAGE  メモリ獲得(__get_free_page)
>MEM_GET_ZEROPAGE  メモリ獲得(get_zeroed_page)
>MEM_FREEPAGE      メモリ開放(free_pages)
>MEM_VMALLOC       メモリ獲得(vmalloc)
>MEM_VFREE         メモリ開放(vfree)
>MEM_CACHE_CREATE  メモリ獲得(kmem_cache_create)
>MEM_CACHE_ALLOC   メモリ獲得(kmem_cache_alloc)
>MEM_MALLOC        メモリ獲得(kmalloc)
>MEM_CACHE_FREE    メモリ開放(kmem_cache_free)
>MEM_FREE          メモリ開放(kfree)
>NET_PKTSEND       通信パケット送信(dev_queue_xmit)
>NET_PKTRECV       通信パケット受信(netif_rx)
>TIMER_ADD         タイマイベントの追加(add_timer)
>TIMER_MOD         タイマイベントの変更(mod_timer)
>TIMER_DEL         タイマイベントの削除(非同期型)(del_timer)
>TIMER_DEL_SYNC    タイマイベントの削除(同期型)(del_timer_sync)
>
>[理由]
> ・メモリ関連は、カーネルの挙動把握にはそれほど有用でないため。
>  また、クラッシュダンプからメモリ異常の把握は可能と判断。
> ・パケット送受信は、送受信割込み(NET_PKTSEND,NET_KTRECV)と連動
>  するため、こちらで動作の把握が可能なため。
> ・タイマ関連は、クラッシュダンプの情報からスケジューリング状態
>  が把握できるため。
>
>以上
>
>-- 
>秋山 延幸(AKIYAMA Nobuyuki)
>富士通株式会社 沼津工場(D棟4F) Linux統括部)BCCプロジェクト推進部
>E-mail:akiya****@jp***** Tel:055-924-7241(7551-5721)
>
>_______________________________________________
>Lkst-develop mailing list
>Lkst-****@lists*****
>http://lists.sourceforge.jp/cgi-bin/mailman/listinfo/lkst-develop
>

-------------------------------------------------------------
畑崎 恵介(Keisuke HATASAKI)

(株)日立製作所 中央研究所 エンタープライズシステム研究部

E-Mail:keisu****@crl***** TEL:042-323-1111(821-3822)



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