Show page source of confirm_i110Rb-1h_freebsd6.1 #3874

= Express5800/i110Rb-1h =

== 対象ディストリビューション:FreeBSD 6.1-RELEASE ==

http://www.express.nec.co.jp/linux/distributions/confirm/i110Rb-1h/i110Rb-1h_FBSD61.html

本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。 ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。

[[include(confirm_header)]]

[[PageOutline(start=2, depth=9, type=unordered)]]

== ■製品情報 ==
ハードウェア製品情報は[product_i110Rb-1h こちら]を参照してください。

== ■インストール確認 ==
=== ハードウェア構成 ===
==== 構成1(SATA2) ====
N8100-1369Y:Express5800/i110Rb-1h ディスクレスモデル CoD/2G(2)×1[[BR]]
N8150-204A:増設用80GB HDD (SATA2/7200rpm)×1[[BR]]
N8150-205A:増設用160GB HDD (SATA2/7200rpm)×1[[BR]]
N8160-64:外付けDVD-ROM×1[[BR]]
N8460-002:外付け FDD×1

==== 構成2(SATA-DAC) ====
N8100-1369Y:Express5800/i110Rb-1h ディスクレスモデル CoD/2G(2)×1[[BR]]
N8102-282:2GB増設メモリボード(1GB x2)×1[[BR]]
N8150-204A:増設用80GB HDD (SATA2/7200rpm) (RAID1)×2[[BR]]
N8116-12:ライザカード(PCIExpress)×1[[BR]]
N8103-101:ディスクアレイコントローラ(SATA2)×1[[BR]]
N8160-64:外付けDVD-ROM×1[[BR]]
N8460-002:外付け FDD×1

※ N8103-101, N8103-103 ディスクアレイコントローラ(SATA2) の Firmware バージョンが古い場合はアップデートしてください。詳しくはこちらを参照してください。 
=== 動作確認 ===

==== 構成1 ====
 * 評価項目:結果:コメント
 * '''OSのインストール:○'''[#footnote (注1)]:PXEブートからネットワークインストール。
 * '''X Window Systemの動作:×'''[#footnote (注3)]:1024x768 16bit color
 * '''PS/2 マウス・キーボード:◎'''[#footnote (注4)]
 * '''標準LANポート:◎''':telnet,ftpの動作を確認。
 * '''CPUの認識:◎''':dmesg にて確認。
 * '''メモリの認識:◎''':dmesg にて確認。
 * '''作成パーティション数:28'''[#footnote (注5)]:ドライブ全領域を使用。
 * '''ハードドライブ:◎''':ファイルのコピー/比較を確認。
 * '''RAIDドライブの縮退動作:-''':電源断後にRAID構成のHDDを1つ取外しても、起動、動作。
 * '''RAIDドライブの再構築:-''':電源断後にDEADのDISKを交換し、BIOSユーティリティにて再構築。
 * '''負荷ランニング:12h''':各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。
 * '''再起動:10''':繰り返し回数
 * '''シリアル・コンソール:◎''':設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。

==== 構成2 ====
 * 評価項目:結果:コメント
 * '''OSのインストール:○'''[#footnote (注1)(注2)]:PXEブートからネットワークインストール。
 * '''X Window Systemの動作:×'''[#footnote (注3)]:1024x768 16bit color
 * '''PS/2 マウス・キーボード:◎'''[#footnote (注4)]
 * '''標準LANポート:◎''':telnet,ftpの動作を確認。
 * '''CPUの認識:◎''':dmesg にて確認。
 * '''メモリの認識:◎''':dmesg にて確認。
 * '''作成パーティション数:28'''[#footnote (注5)]:ドライブ全領域を使用。
 * '''ハードドライブ:◎''':ファイルのコピー/比較を確認。
 * '''RAIDドライブの縮退動作:◎''':電源断後にRAID構成のHDDを1つ取外しても、起動、動作。
 * '''RAIDドライブの再構築:◎''':電源断後にDEADのDISKを交換し、BIOSユーティリティにて再構築。
 * '''負荷ランニング:12h''':各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。
 * '''再起動:10''':繰り返し回数
 * '''シリアル・コンソール:◎''':設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。

==== 脚注 ==== #footnote
'''(注1)''' インストールについて
'''インストール方法1''' --USB-DVD-ROMからブートする方法--

DVD-ROM から FreeBSD CD-ROM#1 をブートし、通常通りインストールを行います。

'''インストール方法2''' --PXEブートからネットワークインストールする方法--

DHCP/TFTP/NFSサーバを準備し、PXEブートからネットワークインストールする方法の概要です(詳細は FreeBSD のドキュメントを参照)。本装置においては、mfsroot.gz を解凍しておく必要がある点に注意してください( これを行わないと、インストーラが起動できません )。この点以外は、FreeBSD 一般の手順と変わりありません。

 1. NFSサーバで Export ディレクトリに FBSD6.1 CD#1-#2 中身全部をにコピーします。コピーした内容について、次の2点の変更を行います。[[BR]]
   * `boot/loader.conf` を編集し、次の行を追記します。[[BR]]
     `vfs.root.mountfrom="ufs:/dev/md0c"`
   * `boot/mfsroot.gz` ファイルを gunzip コマンドなどで解凍します。 
 2. DHCPサーバで IP をリースし、次のTFTP/PXEブート情報(2行)を記載します。[[BR]]
    ( 192.168.1.10:/nfsroot は NFS Export 情報の例 )[[BR]]
    `filename "pxeboot";`[[BR]]
    `option root-path "192.168.1.10:/nfsroot";`
 3. CD#1 内の boot/pxeboot ファイルを TFTP サーバのルートディレクトリにて公開します。
 4. インストール対象マシンのBIOS設定で、ネットワークブートを上位に設定し、DHCP/TFTP/NFSサーバと同一セグメントに接続します。
 5. インストール対象マシンを起動すると、インストーラが起動しますので、メディアの選択で 上記 NFS ( 例 192.168.1.10:/nfsroot )を選択してインストールを行ってください。

'''(注2)''' この構成へのインストールには、N8103-101 対応ドライバディスクが必要です。[http://www.promise.com/support/download/download2_eng.asp?productId=156&category=driver&os=100&go=GO Promise社サイト]から該当物件「ST EX Series FreeBSD Kernel 6.1 32bit driver」( 6_freebsd6.1_i386_shasta_2.9.0.10.zip ) を入手し、ドライバディスク(フロッピィディスク)を作成してください。

'''インストール方法1''' --USB-DVD-ROMからブートしてUSB-FDDからドライバを導入する方法--

 1. FBSD6.1 CD-ROM#1 を USB-DVD-ROM からブートし、10秒以内に「6. exit to loader prompt」を選びます。「OK?」というpromptがでます。
 2. current を CD から FD に移動しドライバを load してから boot します。[[BR]]
    `OK set currdev=disk0`[[BR]]
    `OK load /shasta.ko`[[BR]]
    `OK set currdev=cd0`[[BR]]
    `OK boot`
 3. 以降通常のインストールを実施します。
 4. インストール完了画面がでたら、終了せずに Alt+F4 キーでシェル画面に移動する。
 5. FDを実装した状態で、下記コマンドを実行[[BR]]
    `# mount -t msdosfs /dev/da1 /cdrom`[[BR]]
    `# /cdrom/install`[[BR]]
    `# umount /cdrom`
 6. Alt+F1 キーでインストーラに戻り、インストールを終了します。

'''インストール方法2''' --PXEブートからネットワークインストールする方法--

構成1 のネットワークインストール方法 (注1 参照) に加えて、以下の手順が必要になります。

 1. ネットワークインストールで使用する NFSサーバの Export ディレクトリに 任意のディレクトリ( 以下 'driverfd' とします ) を作成し、上記ドライバディスクの中身を全てコピーします。
 2. インストール開始時の loader 画面で 6 キーで「6. Escape to loader prompt」を選択します。
 3. loader prompt にて次のコマンドを順に実施します。[[BR]]
    `load /driverfd/shasta.ko`[[BR]]
    `boot`
 4. 以降、通常のインストールをを行います。
 5. インストール完了画面がでたら、終了せずに Alt+F4 キーでシェル画面に移動して、次のコマンドを順に実施します。[[BR]]
    `mkdir /cdrom`[[BR]]
    `cp /dist/driverfd/* /cdrom/`[[BR]]
    `/cdrom/install`
 6. Alt+F1 キーでインストーラに戻り、インストールを終了します。

'''(注3)''' X Window Systemは動作しません。

'''(注4)''' jp-106キーボード設定で「_(アンダースコア)」キーが使用できません。次の回避策を行います。`/boot/loader.conf`を編集し、「`hint.kbdmux.0.disabled="1"`」を追記して再起動してください。

'''(注5)''' 最大、1ドライブで4slice以下、1スライスで7partition以下、システム全体で28パーティション以下。

== ■HDD増設 ==
 * 型番:機器名称:結果:評価概要
 * '''N8150-204A:増設用80GB HDD (SATA2/7200rpm):◎''':オンボードのSATAコネクタ、SATA-DACに接続。ファイルのコピー/比較動作を確認。
 * '''N8150-205A:増設用160GB HDD (SATA2/7200rpm):◎''':同上
 * '''N8150-206A:増設用250GB HDD (SATA2/7200rpm):◎''':同上

== ■メモリ増設 ==
 * 型番:機器名称:結果:評価概要
 * '''N8102-281:512MB増設メモリボード×1:◎''':dmesg にて計1GBを確認。
 * '''N8102-282:2GB増設メモリボード(1GB x2)×1:◎''':dmesg にて計2GBを確認。
 * '''N8102-283:4GB増設メモリボード(2GB x2)×1:◎''':dmesg にて計約3.5GBを確認。

== ■LAN増設 ==
 * 型番:機器名称:結果:評価概要
 * '''N8104-122:1000BASE-T接続ボード(2ch,!LowPro)×1:◎''':telnet,ftpの動作を確認

== ■USB機器 ==
 * 型番:機器名称:結果:評価概要
 * '''N8460-002:外付け FDD×1:◎''':OS起動後に接続して自動認識に問題なし。ファイルのコピー/比較を確認。
 * '''N8160-64:外付けDVD-ROM×1:◎''':同上

== ■バックアップ装置 ==
N8160-73 外付け(USB)DAT装置を接続しての動作確認です。

=== ハードウェア構成 ===
 * 接続:型番:機器名称:使用ドライバ:Version
 * '''接続1:(Intel 6321ESB):オンボード USBコントローラ (USB2.0):-:-'''

=== 動作確認 ===
 * 評価項目:結果:コメント
 * '''バックアップ、リストア:◎''':tar コマンドの使用。
 * '''再起動 (バックアップ装置接続):10''':繰り返し回数。