IMEの日本語入力をESCで取り消すとIEのエディットボックスの入力モードも同時に解除される
下記の環境で再現しました。
* NVDA 2011.1.1j3 (未公開のNVDA日本語版2011.2系でも同様)
再現方法と概要:
2011-07-28 22:23 更新者: nishimoto の補足です。
テキストサービスの設定を3通り試しましたが、状況は同じでした。
Webブラウザのテキストボックスで日本語IMEをONにして日本語を入力しているときに、未変換文字や未確定文字がある状態で Esc を押すと、日本語IMEの入力キャンセルではなく、ブラウザの「エディットモードからブラウズモードへの切り替え」として扱われてしまい、誤動作が起こります。
Internet Explorer 9 と Firefox 7 の両方で確認されています。
この問題は 2011.2j でも解決できていません。お手数ですが、以下のいずれかの方法をお使いください。
(1)すべての文字が消えるまでバックスペースを繰り返し押す
(2)NVDA + F2 を押してから Esc を押す(NVDA + F2 は次に押されるキーを NVDA が受け取らないようにする機能です)
「自動フォーカスモード」を使わないことでも、誤動作を避けられます。そのためには、Ctrl + NVDA + B でブラウズモードの設定ダイアログを開き、
のチェックを外します。
ブラウズモードとフォーカスモードの切り替えは、エディットボックスがフォーカスされたら、NVDA + Space で手動で行います。
2011.3j では「自動フォーカスモード」をインストール時のデフォルトで無効化します。
また、ドキュメントにてこの問題への注意喚起を行います。
ただし、自動フォーカスモードが無効であっても jpdev111130 では以下の問題が確認されています:
nishimoto への返信
2011.3j では「自動フォーカスモード」をインストール時のデフォルトで無効化します。 また、ドキュメントにてこの問題への注意喚起を行います。 ただし、自動フォーカスモードが無効であっても jpdev111130 では以下の問題が確認されています: * Internet Explorer などでテキスト入力を日本語で行い、確定せずに Esc キーを押したときに、入力文字のキャンセルとエディットモードの解除のキー操作が衝突するため、意図しない挙動になることがあります。
shiftkeyと、エスケープのような漢字で、割り当ては、できないでしょうか?
自動フォーカスモードにおけるブラウザのエディットボックス操作の不具合を整理します:
なおチケット 26842 もブラウザのテキスト入力の問題ですが、本件と関係がある現象か、チケット 26438 (TSFサポート)に関連する現象か、判断できていません。
Windows XP で、3月11日のコメントの現象は IE 8 でも Firefox 11/12(beta) でも起きているとのことです。
以下の2つの現象
に関して 2012.1j-beta2 を使ったところ
の環境で再現できませんでした。
[nvda-japanese-users:441]
現象:IEのエディットボックスに日本語を入力する際、正しく反映されなくなることがある
テスト環境:NVDA 2011.1.1j、IE8、WindowsXP SP3、ATOK2010
どうやらエディットボックスでESCキーを押すとエディットモードから抜ける仕組みになっているようですね
ATOKで日本語入力状態をESCキーを押して取り消すと、エディットボックスの入力モードも同時に解除されてしまうようです
バックスペースやデリートで未確定入力文字列を削除して変換モードから抜けた場合にはこの現象は起こりません
なお、ESCキーの動作に対する挙動ですので、MS-IMEなどでも動揺の現象が起こる可能性があります
補足(nishimoto):とりあえずバグではなくサポートリクエストとして登録させていただきます。
IME操作の ESC に対するキーバインディングをカスタマイズすれば回避できるのか?など、要検討。