ruby-****@sourc*****
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2004年 11月 9日 (火) 21:26:56 JST
------------------------- REMOTE_ADDR = 15.211.169.100 REMOTE_HOST = URL = http://ruby-gnome2.sourceforge.jp/ja/?libglade2-tut-dialogs ------------------------- = 各種ダイアログを追加する ファイルの保存・オープン用のファイル選択ダイアログと、Aboutダイアログを追加します。 ダイアログはプライマリウインドウとは別のウインドウです。ウィジェットパレットウインドウでアイコンをクリックするだけで新規作成されます。 == ファイル選択ダイアログ ファイル選択ダイアログはGtk::FileSelectionとGtk::FileChooserDialogの2種類があります。Gtk::FileSelectionはGTK+-2.0からのウィジェット、Gtk::FileChooserDialogはGTK+2.4以降のウィジェットです。 新しもの好きなのでここでは、Gtk::FileChooserDialogを使ってみましょう。 glade-2の使い方には慣れてきたと思うので若干手順を端折りますね。ウィジェットパレットウインドウでFile Chooser Dialogをクリックするとファイル選択ダイアログが表示されます。 {{image_right("1.png")}} {{br}} プロパティは以下のように変更します。 :Name デフォルトのままだと長いので、filechooserにしました。 :Position 表示されるポジションです。親ウインドウの中央に表示されるように"Center on Parent"を選択しました。 :Modal モーダルとはこのウインドウが表示されているとき別のウインドウ(親ウインドウ)を触れなくするというオプションです。ここでは、Yesにしました。 :Skip Taskbar/Pager タスクバーやページャにこのウインドウを表示させるかどうかの設定です。両方Yesにしました。 ただし、ウインドウマネージャによっては有効にならないときがあるかもしれません。 また、Commonタブの"Visible"プロパティはは"No"にします。起動時は非表示状態にしておくためです。 そうそう、書き忘れましたが、追加したダイアログ(ウインドウも)はGladeのメインウインドウに表示されます。Glade上で選択したり表示/非表示にする場合はメインウインドウから選択します。 == Aboutダイアログ - AboutダイアログはRuby/Gnome2を使うと一発なのですが、ここでは練習ということで自前で簡単なAboutダイアログを作ることにします。 + AboutダイアログはRuby/GNOME2を使うと一発なのですが、ここでは練習ということで自前で簡単なAboutダイアログを作ることにします。 ウィジェットパレットウインドウでDialogをクリックするとダイアログのボタン数を選択するダイアログが表示されます。 {{image_right("2.png")}} {{br}} 今回は、クローズボタンだけのダイアログでよいので、「Standard Button Layout」→「Close」を選択し、OKボタンをクリックします。 プロパティは以下のように変更します。 :Name "aboutdialog"としました。 :Title "About ... "としました。 :Position こちらも親ウインドウの中央に表示されるように"Center on Parent"を選択しました。 :Skip Taskbar/Pager タスクバーやページャにこのウインドウを表示させるかどうかの設定です。両方Yesにしました。 ただし、ウインドウマネージャによっては有効にならないときがあるかもしれません。 こちらも、Commonタブの"Visible"プロパティはは"No"にします。 次にラベルを貼り付けてそこに情報を書き込みます。 {{image_right("3.png")}} {{br}} :Label ちょっと長いです。Pango Text Attribute Markupを使って色をつけてみます。Pango MarkupについてはPango APIリファレンスにある((<Pango Text Attribute Markup|URL:http://developer.gnome.org/doc/API/2.0/pango/PangoMarkupFormat.html>))を参照してください(環境によっては使用できない(変化しない)項目もあります)。 <span color="red">hwedit - Hello World Editor</span> <span color="darkgreen">This is a sample application for Ruby/Libglade2</span> Ruby/Glade2 is a part of Ruby-GNOME2. Copyright (c) 2004 Ruby-GNOME2 Project Team :Use Markup "Yes"を指定します。これをYesにすることで前述のPango Markupが有効になります。Noの場合は、Markupも通常の文字列として認識されます。 :Justify "Center"を指定し中央寄せで表示します。 最後に、Closeボタンを選択してボタンがクリックされたときのイベント(clicked)に対しシグナルハンドラを追加します。デフォルトのままで「on_closebutton1_clicked」という名前になります。後でこのボタンがクリックされたらウインドウを閉じるようにしましょう。 さて、ここまででAboutダイアログは以下のように表示されます。Pango Markupを使うことで様々な属性を持った文字列を簡単に扱うことができることがわかると思います。 {{image_right("4.png")}} {{br}}