Toshiyuki Kawanishi
tosik****@users*****
2008年 10月 9日 (木) 11:18:20 JST
あきぴーさん、梶野さん、西山さん こんにちは、川西です。 テストケースのインポートについてなど 様々ご投稿ありがとうございます! 私も勉強になりました。 > > RedmineやTracのチケットとTestlinkの > >テストケースの違いが分かっていなかったので、 > >梶野さんのアドバイスは非常に参考になりました。 > > Testlinkではテスト計画が中核にあるんですね。 > > 参考にしていただけて幸いです。 > そうですね、TestLinkではテスト計画が中核にあたると思います。 少しだけ補足です。 TestLinkではテスト仕様とテスト計画というのを 分けて作っていくこともできます。 ・テスト仕様というデータベースの中に テストスイートで分類されたテストケースが詰まっている。 ・テストを実施する時にはテスト計画を立てて、 今回はどのテストケースを実行するか選択する。 (TestLink上でテスト計画にテストケースをアサインする。) といった感じになるかと思います。 ユーザマニュアルに従ってこの辺の関連性をまとめると 以下の図のようになるかなと思います。 http://sourceforge.jp/projects/testlinkjp/docs/test_component_structure/ja/1/test_component_structure.png # 仰っていただいたように、実際の運用では、 計画を立ててそれに従って、 テストの設計、テストケース作成(テスト実装)をするというのが 自然だと思います。 ただ、複数のイテレーションに分割して、 そのたびにテストするということだと 以前作成したテストケースを今回のテスト計画でも実行するという こともあると思います。 その場合は、テスト仕様とテスト計画を分けて作っていくという 考えに近くなってくるのかなと思います。 > > アジャイル開発したい僕としては、先にビルド計画を作り、そこへテストケースを > > アサインするやり方にしたいのです。 > > つまり、ビルド1.0は11/1まで、ビルド2.0は12/1まで、のような大まかなビルド計画、 > > つまりイテレーション計画を作れるか、という質問です。 > > > > この動機は、このイテレーション計画こそが、小刻みにリリースするアジャイル開発の > > 基本計画に相当するからです。 > > > > XPならイテレーション計画、Scrumならバックログと呼ばれます。 > > Redmineならロードマップに相当し、この画面で進捗管理とチケットの取捨選択を > > 行います。 > > ビルド計画にテストケースを割り当てるのではなく > テスト計画にテストケースを割り当てるということになります。 多分、この場合は、 redmineのロードマップ = TestLinkのテスト計画 (より正確には redmineのロードマップ has a TestLinkのテスト計画) と考えて運用するのがいいのかなと思っています。 イテレーション計画(XP)やスプリント計画(SCRUM)のうち、 テストに関する計画をテスト計画として考える感じになると思います。 # この辺はTestLinkの概念としてそう決まっているわけではなく、 この場合は運用上そのように考えると シックリくるということだと思います。 それから、 以前ユースケース(シナリオ)とテストケースということについて ご質問していただいたこともあったと思うのですが、 「ソフトウェア・テストPRESS Vol.7」の ソフトウェアテスト技法道場で ユースケースとテストケースの関連性について 解説されていますね。 http://gihyo.jp/book/2008/978-4-7741-3575-5 この記事もテストケースと他の概念との関連性を考えるには 参考になるかと思います。 以上、よろしくお願いいたします。 Toshiyuki Kawanishi <tosik****@users*****> --- > あきぴーさん > > こんにちは、梶野です。 > 返信ありがとうございます。 > > > 今、Testlinkに大量のテストケースをインポートして運用中です。 > > RedmineやTracのチケットとTestlinkのテストケースの違いが分かっていなかったので、 > >梶野さんのアドバイスは非常に参考になりました。 > > Testlinkではテスト計画が中核にあるんですね。 > 参考にしていただけて幸いです。 > そうですね、TestLinkではテスト計画が中核にあたると思います。 > > >テストプロジェクト作成 > >↓ > >テスト計画作成 > >↓ > >テストスイート作成 > >↓ > >テストケース作成 > >(実際は、XMLインポート) > >↓ > >テストケースをテスト計画へ追加 > >↓ > >ユーザをテストケースへアサイン > >↓ > >テストケースをビルドへアサイン > >↓ > >テストケース実行 > >↓ > >リリース後、テスト計画を修正できないように、無効にする > > > はい、このような運用になるかと思います。 > リリースが新しくなったら新しくビルドを増やして再テストするという > 形になると思います。 > > >テストスイートの上層部で一括アサインできると使いやすくなるかな、と思います。 > 了解です。 > この辺については、コミュニティにも依頼しておきますね。 > > > でも、テストケースの進捗が一瞬で見える化できたのは嬉しいです。 > > 今後のテスト管理、プロジェクト管理はWeb化、IT化されないといけないかもしれません。 > そうですね、この辺はWeb化、IT化は必須だ感じでいます。 > そのうち地方の会社や中国、インドでテストを実施するときに > web化されていると構築しやすいと思います。#簡単に言語も変えられますし。 > その辺はTestLinkの強みだと思います。 > > > 今後もご質問させて頂くかと思いますが、よろしくお願い致します。 > 了解いたしました。 > TestLinkはこれからも発展させていきたいとコミュニティも > 考えておりますので、ご要望等ありましたら、メーリング > リストに流していただけたら幸いです。 > > 下記のサイトでもTestLinkの連載をやってますので、 > もしよければご覧になってください。 > http://gihyo.jp/dev/serial/01/testlink > > 以上、今後ともよろしくお願いいたします。 > > Yukiko (Kimura) Kajino > > _______________________________________________ > Testlinkjp-users mailing list > Testl****@lists***** > http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/testlinkjp-users