from-****@i-lov*****
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2007年 3月 23日 (金) 09:57:58 JST
おはようございます。 > 環境はUbuntu,Thinkpadx22でチャレンジしてみたいと思います。 チャレンジありがとうございます。 Ubuntu の場合は rpm ではなく deb パッケージとしてインストールするので、 手順が異なります。 apt-get install linux-source-2.6.17 を実行するとインストールできると思います。 カーネルのコンフィグは /boot ディレクトリに config-2.6.17-11-generic みたいに config- で始まるものが あるはずですので、それをベースにします。 以下のようにしてカーネルソースを展開し、 .config という名前のコンフィグファイルを用意します。 tar -jxf /usr/src/linux-source-2.6.17.tar.bz2 cd linux-source-2.6.17 cp -p /boot/config-2.6.17-11-generic .config 次に、 make -s menuconfig を実行してください。 この時に、 ncurses ライブラリがインストールされていないと エラーが発生します。エラーが発生する場合は apt-get install libncurses5-dev を実行して ncurses ライブラリをインストールしてください。 ncurses ライブラリをインストールしたら make -s menuconfig を 実行します。 メニュー画面が出てきたら Tab キーを押してカーソルを < Exit > に合わせ、 Enter キーを2回押します。すると、 .config の内容が保存されます。 あとは、 make -s make -s install modules modules_install でコンパイルとインストールができます。 debian 系では make install 時に initrd.img が作成されないようです。 mkinitramfs -o /boot/initrd.img-2.6.17.14-ubuntu1 2.6.17.14-ubuntu1 を実行して作成してください。また、 grub への登録は update-grub コマンドにより行います。 ちなみに、 TOMOYO Linux のツールやサンプルをコンパイルする際に ncurses ライブラリと openssl ライブラリと readline ライブラリを 必要としますので、以下のコマンドを実行しておくと良いでしょう。 apt-get install libncurses5-dev apt-get install libssl-dev apt-get install libreadline5-dev yum ( rpm パッケージ)の場合は以下のようにします。 yum install ncurses-devel yum install openssl-devel yum install readline-devel > (熊猫さんとしてはTOMOYO Linuxのパッチを当てたコンパイル済みカーネルの > インストールではなく、各自使用しているLinux環境でカーネルをコンパイルする > 事ができるのかな?という主旨でよかったでしょうか?) まずはカーネルコンパイルの練習をするというのが目的です。 TOMOYO パッチを当てる前のカーネルでコンパイルするのであれば TOMOYO に起因するエラーは起きませんし、 Web上の多数のドキュメントを参照することができます。 正常に起動できるカーネルを作る方法を覚えてから TOMOYO パッチを当てた後のカーネルでコンパイルするようにすれば すんなりとコンパイルできることでしょうし、 問題発生時の原因究明もやりやすくなります。 カーネルのコンパイルを自力でできる人が増えれば、 ディストリビュータのカーネルがアップデートされたときに 自力で TOMOYO パッチを作成して TOMOYO カーネルをコンパイルして 配布できるようになりますし、動作テストもスムーズにできます。 現状では熊猫が手元にあるノートPC1台で順番にコンパイルしているので、 全カーネルのコンパイルには丸2日掛かっています。そのため、動作テスト目的で 頻繁にバイナリパッケージを作成することができない状況です。 カーネルのコンパイルを複数人体制で行えるようにしたいと考えており、 このスレッドでコンパイル方法を伝授したいと考えています。 では、頑張ってください。