[Tomoyo-dev 840] ソフトウェアアップデート時の手順の簡略化について

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Tetsuo Handa from-****@I-lov*****
2008年 6月 19日 (木) 04:56:53 JST


 熊猫です。

 ユーザがちゃんとソフトウェアアップデートをしてくれているかどうかちょっと
心配です。あまりに煩雑な手順のせいでアップデートしないまま放置されてしまっては
困りますので、 1.6.2 に関して、ソフトウェアアップデートの手順を簡単にするための
ツールの修正を含めたいと思います。

 http://lists.sourceforge.jp/mailman/archives/tomoyo-dev/2008-June/000830.html で
説明したように ccs-queryd が表示する内容が ccs-auditd と同様になり、対話的に
判断する際に参考にできる情報が増えました。しかし、ソフトウェアアップデートによる
ポリシー違反はあまり発生しないのに対して、ソフトウェアアップデートによる
共有ライブラリのパス名の変化は比較的発生しやすいといえます。そのため、 ccs-ld-watch の
機能を ccs-queryd に組み込んでしまい、 ccs-queryd にはポリシー違反を対話的に
処理するという役目のほかに、共有ライブラリのパス名の変化を対話的に処理するという
役目も持たせたいと思います。

 これにより、従来はソフトウェアアップデート作業を行うためにウィンドウを3つ
( yum や apt-get などのアップデートコマンド実行用、 ccs-queryd 実行用、
ccs-ld-watch 実行用)必要としていましたが、今後は ccs-ld-watch 実行用の
ウィンドウが不要になります。

 http://lists.sourceforge.jp/mailman/archives/tomoyo-dev/2008-June/000836.html で
説明した ALLOW_ENFORCE_GRACE パラメータの廃止と併せて、ソフトウェアアップデート作業を
行う際の操作手順が以下のように簡略化されました。リビジョン 1307 以降で試せます。

1.6.1 までの手順
 http://tomoyo.sourceforge.jp/ja/1.6.x/update.html

1.6.2 からの手順
 http://tomoyo.sourceforge.jp/ja/1.6.x/new-update.html




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