[Ultramonkey-l7-develop 128] Log高度化におけるログのカテゴリ分けについて

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高丸 明 takam****@yes*****
2008年 1月 22日 (火) 10:31:41 JST


UltraMonkey-L7 Develop の皆様

高丸です。

新しいLoggerではログをカテゴリに分け、カテゴリ毎に
ログレベルを設定することにより、特定のカテゴリのみを
詳細に出し、障害切り分けをしやすいように設計しています。

L7VSDのみですが、参考までに現在想定しているカテゴリ分けを
このメールの最後に提示いたしました。

ログ埋め込み時の指針といたしまして、
保守者の観点で、なぜそのようなログが出力されるのか、
この機能のログがほしい時にはどのカテゴリを詳細にすればよいのか、が
分かりやすいように、どのモジュールで起きたかではなく、
どの機能の処理の結果のログであるかによりカテゴリを決定します。

例えば、VirtualService追加とRealService追加は同じ
configコンポーネントから呼ばれるが、
VirtualService追加に関する情報はカテゴリVIRTUAL_SERVICEとなり
RealServer追加に関する情報はカテゴリREAL_SERVERとなります。

また、システムの関数(malloc等のライブラリ関数)を呼び、
結果失敗の場合のエラーログのカテゴリは
システムエラー(メモリ)のカテゴリSYSTEM_MEMORYとなります。

エラーログだけでなく、debugログに関しても
その関数がどの機能の関数であるかを考慮し、
適切なカテゴリで出力します。

以下現在想定しているカテゴリですが、ログ埋め込み時に
さらに抽出されてくるかと思います。
その場合、MLにて追加の要望を出していただいたり、
追加した旨、アナウンスをいたします。

また、どのカテゴリに含めるべきか、カテゴリが不適切ではないか
という議論もこの場で出来ればと思います。

以上、カテゴリに関しましてご意見等ありましたら宜しくお願いいたします。

--
現在のカテゴリ情報(L7vsdのみ)

LOG_CAT_L7VSD_NETWORK
 connによる送受信処理等

LOG_CAT_L7VSD_NETWORK_BANDWIDTH
 データの流量の情報

LOG_CAT_L7VSD_NETWORK_NUM_CONNECTION
 コネクション数の情報

LOG_CAT_L7VSD_NETWORK_QOS
 Qos設定値の情報

LOG_CAT_L7VSD_VIRTUAL_SERVICE
 VirtualServiceに関する情報

LOG_CAT_L7VSD_REAL_SERVER
 RealServerに関する情報

LOG_CAT_L7VSD_SORRY_SERVER
 SorryServerに関する情報

LOG_CAT_L7VSD_REAL_SERVER_BALANCING
 スケジューラを使用した振り分け結果の情報

LOG_CAT_L7VSD_REPLICATION
 Replicationに関する情報

LOG_CAT_L7VSD_START_STOP
 l7vsdの起動/停止情報

以下、今回追加分
--
LOG_CAT_L7VSD_SYSTEM
 OSに関する情報

LOG_CAT_L7VSD_SYSTEM_MEMORY
 メモリに関する情報
 mallocが失敗した時等

LOG_CAT_L7VSD_SYSTEM_SOCKET
 SOCKETに関する情報
 socket, bind, accept関数の失敗等

LOG_CAT_L7VSD_SYSTEM_SIGNAL
 シグナルに関する情報

LOG_CAT_L7VSD_ENVIRONMENT
 L7VSDの環境に関する情報

LOG_CAT_L7VSD_ENVIRONMENT_PARAMETER
 L7VSDの設定に関する情報
 取得した設定値のDebugログ出力等

LOG_CAT_L7VSD_LOGGER
 Loggerコンポーネントに関する情報

LOG_CAT_L7VSD_PARAMETER
 Parameterコンポーネントに関する情報

LOG_CAT_L7VSD_EVENT
 イベント監視に関する情報
 コールバック関数の失敗等




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