ishikawa
ishik****@yk*****
2013年 8月 26日 (月) 18:47:34 JST
On (2013年08月24日 13:06), 1xx wrote: > 2013年8月24日 10:17 ISHIKAWA,Chiaki <ishik****@yk*****>: >> (2013/08/23 9:08), 1xx wrote: >>> 再現を試みました。 >>> 1. VirtualBoxの上にDebian7.1 64bit環境を構築。 >>> ホストは https://dl.dropboxusercontent.com/u/86335040/DxDiag17.txt >>> 2. FreeWnn-1.1.1-a022.tar.bz2 をpatchを当てずにコンパイル >>> 3. kinput2の使い方を調べる。 >>> http://www2h.biglobe.ne.jp/hnakamur/technolab/freebsd/other/japanese/input.htm >>> >>> しかし、変換を繰り返してもSEGVを再現することはできませんでした。 >>> coreを採取して解析するつもりだったのですが、目的が果たせませんでした。 > >> >> クラッシュの再現なのですが、「普通に」変換するとなぜか手元のDebian >> amd64だと2−3回変換するとサーバーがおちてしまったのです??? >> >> 変換入力した先は、iceweasel (firefoxのDebian独自コンパイル版)ですが、 >> 他のthunderbirdなどでも同様だと思います。 > > > patchを当てていないFreeWnn-1.1.1a022とkinput2で > mltermに入力することはできたのですが、 > 特にjserverが落ちることはありませんでした。 > > iceweaselの方は、iceweaselからどうやってkinput2を > 起動するのかが判らないという状態で挫折しましたX_X > > 申し訳ありません。 > Debian (多分 Ubuntu でも?)の iceweasel での kinput2 を使った入力で必要そうな設定です。 (1) 環境変数指定: まず、メニューというかショートカットで起動する場合には、プロパティで つぎのような環境変数が設定されておくようにする必要があります。 シェルからコマンド名を入力して起動する場合にはあらかじめ環境変数で 設定しておけば良いかとおもいます。 env GTK_IM_MODULE=xim XMODIFIERS=@im=kinput2 iceweasel %u (2) kinput2 (kinput2-wnn) の起動 これがなかなか曲者で、Debian の default だと gdm3 という ウィンドウマネージャが自動起動しているらしいのですが、 kinput2(-wnn) へのパラメータがこちらの想定しているものと違うので 自分で起動しなおして。(あらかじめ、システムが起動したものは プロセス番号を指定して kill します。) 無駄な変数定義がありますが、自分でコンパイルしたkinput2 を 起動しているスクリプトのそのままの引用です。 : # KINPUT2PROG=kinput2-wnn KINPUT2PROG=~/repos/kinput2-v3.1-CI-mods/cmd/kinput2 # KINPUT2PROG=~/repos/kinput2-v3.1/cmd/kinput2 # LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/X11/lib:$LD_LIBRARY_PATH # LD_LIBRARY_PATH= echo "LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH" # -ccdef /etc/kinput2/ccdef.kinput2.egg if false then : valgrind valgrind --track-origins=yes $KINPUT2PROG -jserver localhost \ -wnnenvrc4 /usr/share/wnn/ja_JP/wnnenvrc \ -xim else $KINPUT2PROG -jserver localhost \ -wnnenvrc4 /usr/share/wnn/ja_JP/wnnenvrc \ -xim fi (3) X のリソース関連の設定 関連しそうなところだけを引用しました。 ===== .Xresources ! ! for kinput2 on Debian GNU/Linux ! ! ! /usr/share/doc/kinput2-comon/ccdef.gz ! ! ! ! The following is from office linux PC image. ! !*** Mule や Emacs の Egg に合わせたキーバインディング ! !普段 Mule や Emacs で Egg を利用して日本語入力を行なっている方は、 !kinput2 に付属する ccdef.kinput2.egg を利用すると、kinput2 でもほぼ同 !等のキーバインディングを実現することができます。 ! !やりかたは簡単で、個人のリソースファイル (~/.Xresources など) に次の行を !追加するだけです。 ! ! Kinput2*CcWnn.ccdef: ccdef.kinput2.egg ! !これでデフォルトの ccdef.kinput2 の代わりに ccdef.kinput2.egg が使われ !るようになります。 ! Kinput2*CcWnn.ccdef: ccdef.kinput2.egg [...] ! ---- language-env DON'T MODIFY THIS LINE! !--------------------------------------------------------- ! XIM の設定 !--------------------------------------------------------- ! XIM サーバーの名前を定義する !Kinput2*conversionStartKeys: Shift<Key>space \n\ ! Ctrl<Key>o \n\ ! Ctrl<Key>backslash \n\ ! Alt<Key>Zenkaku_Hankaku Kinput2*conversionStartKeys: Shift<Key>space skkinput*conversionStartKey: Shift<Key>space #define XIM xim !--------------------------------------------------------- ! その他のアプリケーション (日本語関連) !--------------------------------------------------------- *inputMethod: XIM KTerm*VT100*KanjiMode: euc KTerm*openIm: true 以上ですが、日本語入力環境は上のような設定が複雑に絡まった 魔術のような設定が普通のユーザには理解できず、 とりあえずシステムが提供したものだけを使っているという感じになっているのだと おもいます。 Fedora が scim とか、そういった方向にながれたときに、FreeWnn, kinput2 のよう な古いものが見捨てられそうになり、仕方無しにローカルに自分で作ったバイナリで しのいできましたが、今回の大幅なパッチによるクリーンアップで もうすこし延命できそうかとおもっています。 (OpenWnn なるものがどんなものか、Emacs と 通信できて thunderbird, firefox で使えれば linux で利用できるのでうれしいでが。。。)