gnuplotを用いて素早く2次元データプロットグラフを作成するためのGUIフロントエンド「gpgui」を作成します。
少ないステップでレポートや学会発表、研究論文等の学術目的に最適化されたグラフ出力を得ることを目指しています。
開発言語としてruby、また拡張ライブラリruby/Gtk2を使用します。
2.0.0リリースです。複数ファイルを扱うのに必要な機能が一通り揃ったと思います。
以前から要望があった相対パス出力も使えるようにしました。それに伴い、プロットするデータ系列ごとに使用しているデータファイルが絶対パスで分かるように表示するエリアを追加しています。系列追加時に列を任意にずらす機能も以前からあった要望で、今回実装しました。その他、使い勝手向上のための仕様変更を各所で施しています。
* 機能追加
- スクリプト中のパスにスクリプトからの相対パスを使えるようにした。
- デフォルトデータファイルと異なるディレクトリにあるデータファイルも使用可能にした。
- すべての系列のデータファイルをデフォルトデータファイルにセットするボタンを追加。
- 系列追加時にプロットに使用する列を任意の数でずらせるようにした。
* 仕様変更
- 軸ラベル,軸数値,凡例のフォントサイズをスピンボタンで入力できるようにした。
- デフォルトデータファイル選択時のフィルタにオプション設定を反映させるようにした。
- epsプレビュー時の出力ファイルにTempfileライブラリを使用するようにした。また、生成した一時ファイルは明示的に消すようにした。
- コマンドの存在確認にwhichを使うのをやめて環境変数PATHから直接調べるようにした。
- gnuplotのバージョンが古いときには警告を出すようにした。
* バグ修正
- 自動保存ファイル削除時にファイルの存在をチェックしていなかったのを修正