MIB登録プラグイン(SnmpTrapMibLoader)

概要

Hinemos ver3.0.0 以降に対応したMIB登録プラグインは、HinemosToolsに統合されました。

MIB登録プラグインは、HinemosのSNMPTRAP監視機能に、独自MIBを登録するプラグインです。
MIB登録プラグインを使うことで、独自MIBのTRAPを受信した際に、TRAPの内容を把握することが可能となります。

  • バージョン番号については、Hinemosの対象バージョンに合わせています。
  • 動作確認済みHinemosバージョン
    • 2.3.0
    • 2.3.1
    • 2.4.0

MIB登録プラグインは、NTTデータ先端技術株式会社様より、提供していただきました。

インストール

  1. マネージャの設定
    1. マネージャに「SnmpTrapMibLoaderEJB.jar」を配置する。
      • Hinemosマネージャの以下のディレクトリに、「SnmpTrapMibLoaderEJB.jar」を配置する。
        /opt/hinemos/jboss-4.0.3SP1/server/default/deploy/
        
        • 「SnmpTrapMibLoaderEJB.jar」のオーナー/グループは「hinemos」、属性は「664」とする。
        • JBossの動作中でも問題ありません。
  2. クライアントの設定
    1. HinemosクライアントにMIB登録プラグインを配置する。
      • 「SnmpTrapMibLoader.zip」を適当なディレクトリに解凍する。
      • 解凍先の「com.clustercontrol.snmptrap.mibloader_2.3.0」ディレクトリを、Hinemosクライアントのインストール先の「plugins」ディレクトリに配置する。
      • Hinemosクライアントのインストール先は、インストール方法により異なります。
        1. Hinemosクライアントをインストーラにてインストールした場合
          • Windowsでの配置先(インストーラでディフォルトパスにインストールした場合)
            C:\Program Files\Hinemos\Client2.3.1\eclipse-rcp\plugins
            
        2. Hinemosクライアントを javaws にてインストールした場合
          • javaws にて、Windowsにインストールした場合
            C:\Documents and Settings\user_name\Local Settings\Temp\WebRCP-Hinemos-shidara\unpacked\plugins
            
          • ただし、Hinemosマネージャをバージョンアップ等により、
          • Hinemosクライアントが自動でバージョンアップされた場合、
          • 再度、MIB登録プラグインを再配置してください。
    2. Hinemosクライアントを再起動する。
    3. Hinemosクライアントの再起動後、メニューの「操作」-「メンテナンス」に、「SNMPTRAP MIB 登録」が追加されます。

使用方法

  1. 登録したいMIBファイルを用意し、適当なディレクトリに配置します。
    • この時、依存関係にあるMIBファイルを同じディレクトリに配置しておく必要があります。
  2. メニューの「SNMPTRAP MIB 登録」をクリックし、ファイル選択ダイアログにて、登録したいMIBファイルを選択します。
  3. 登録の進捗情報ダイアログが表示されます。
    • キャンセルを押すことで、登録を中止することができます。
    • ただし、登録が完了してしまったMIBは削除されません。
  4. 結果ダイアログが表示され、登録は終了となります。
  5. 結果の見方
    • 結果ダイアログには、成功、失敗、警告の数、それぞれの結果に対応したMIBファイル名が表示されます。
    • 失敗、警告のファイル名の表示は、理由毎にまとめて表示されます。
    • 「依存するMIBファイルが存在しません。」と表示されたMIBファイルについては、別途エラー情報がログファイルとして出力されます。
    • ログファイルの出力先は、MIBファイルが配置されているディレクトリとなります。
    • ログファイルのファイル名は、エラーとなったMIBファイル名に「_YYYYMMDDHHMMSS.log」を追加したものになります。
  6. SNMPTRAP監視の設定画面にて、MIBが登録されたことを確認してください。

注意事項

  1. MIB登録プラグインを使用した事で生じた損害には一切の責任を負いません。
  2. 念のため事前にバックアップを取得してから、MIBの登録を行ってください。
    • バックアップの取得方法は、Hinemosのユーザマニュアルを参照下さい。
  3. ベンダーのMIBファイルの中には記述が間違っているものがあります。
    • 記述が間違っている場合「依存するMIBファイルが存在しません。」として分類されます。
    • ログファイルを参考に修正することで登録できるようになります。
  4. MIB登録プラグインにて登録したMIBのトラップ名は、Hinemosに登録済みのトラップとは異なっています。
    • 具体的には、トラップ名の先頭に「vendor/」が付いていません。
  5. MIB登録プラグインにて登録したMIBのトラップは重要度が「危険」として登録されます。

備考

  1. バグ報告
    • バグの報告は、 「メーリングリスト」または、「トラッキング情報-Bugs」までお願いいたします。
  2. 使用ライブラリ
    • MIB登録プラグインでは、MIBファイルの解析に、「Mibble 2.9.alpha1 (2007-01-21)」を使用しています。
    • 詳しくは、 http://www.mibble.org/ を参照ください。
    • MIBファイルの解析は、Hinemosクライアント上で行っています。
    • Hinemosマネージャには負荷はかかりません。