Linuxカーネルに関する技術情報を集めていくプロジェクトです。現在、Linuxカーネル2.6解読室の第2章までを公開中。
IPパケット受信時、そのパケットが自ホスト宛で無い場合、ip_rcv関数はip_forward関数を呼び出す。
ip_forward関数の処理は、IPパケットの送信処理とほぼ同じである。ip_output関数(ip_finish_output関数)を呼び出し、IPパケットの送出を行う。routing情報はip_route_inputにて既に得られている。IPパケットの分割が必要な場合はip_fragment関数経由でip_output関数(ip_finish_output関数)を呼び出すことになる。
IPパケットの転送は、IPレイヤ内に閉じて行なわれ、アプリケーションや上位レイヤの干渉を受けない。LinuxではIPパケット転送は全てネットワーク用ソフト割り込みハンドラ(net_rx_action関数)の延長上で行われることになる。
(NIS)HirokazuTakahashi
2000年12月09日 (土) 23時55分06秒 JST1
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LastUpdate: 2008-08-27 14:19:07, ModifiedBy: hiromichi-m
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