芝浦工業大学 阿部様, 筑波大学の鷹見と申します. 質問について愛知工業大学の宮本さんからもらった情報とあわせて私から回答させていただきます. > いただいたプログラムのどの部分の記述を修正すれば道路啓開隊が機能し、避難エージェントの救助に成功するのか、 サンプルのエージェントでは対応しきれない状況になると道路啓開できない場合があります. 解決方法としては,世界大会出場チームのプログラムが公開されているのでそちらを使用することをおすすめします. https://sourceforge.net/projects/roborescue/files/competitions/2019-RSL/agent/rsl19-sources.tar.gz (60MB程度) 大会順位などは下記ページから参照できます. https://roborescue.sourceforge.io/data/2019-RSL/agent/results/ > また避難エージェントの一部を災害弱者エージェントとしてシミュレータに組み込むにはどのようにすればよいか、 現在,シミュレータ内のスタミナは参照されていない値になっています. HP値を用いた弱者エージェントの再現は,以下のシミュレータの変更で対応可能かと思います. @ /modules/gis2/src/gis2/GisScenario.java の861行目あたりの ` h.setHP(DEFAULT_HP); ` を以下のコードで置き換えてください. ``` if (h instanceof Civilian) { if (Math.random() <= config.getFloatValue("civilian.weak.rate")) { h.setHP((int)(DEFAULT_HP * config.getFloatValue("civilian.weak.coef"))); } else { h.setHP(DEFAULT_HP); } } else { h.setHP(DEFAULT_HP); } ``` 書き換え後 $ ./gradlew clean $ ./gradlew completeBuild でコンパイルできたら,configファイルのいずれか(たとえば,civilian.cfg)で, 弱者エージェントの発生割合とHPのペナルティを以下のように指定可能になります. ``` civilian.weak.rate : 0.5 civilian.weak.coef : 0.5 ``` ご参考のほどお願いいたします. --- 筑波大学 大学院 システム情報工学研究科 鷹見 竣希(Shunki TAKAMI) Mobile: 090 2937 2695 Mail: mail****@takam***** On 2019-10-28 14:27, 阿部優弥 wrote: > 皆様 > > お世話になっております。 > 芝浦工業大学システム理工学部電子情報システム学科4年の阿部優弥です。 > > 先日は、ロボカップレスキューシミュレーションの操作方法についての返答をいただき、 > 誠にありがとうございました。 > > 私の行いたい研究は、避難エージェントの一部を、通常の避難エージェントの体力とスタミナを減少させたもの(現段階では、災害弱者エージェントとしています)を混ぜ、その割合毎の全体の救助率について検討するというものです。 > https://rcrs-adf.github.io/ja/ > > こちらでいただいたプログラムやテキストを中心に理解を進めており、現在はサンプルのシミュレーションを動かすことに成功しました。 > ですが、道路啓開隊が途中で停止してしまい、都市のスコアが0になってしまいました。 > > いただいたプログラムのどの部分の記述を修正すれば道路啓開隊が機能し、避難エージェントの救助に成功するのか、また避難エージェントの一部を災害弱者エージェントとしてシミュレータに組み込むにはどのようにすればよいか、詳しい方がいましたらぜひご教授ください。 > > よろしくお願いいたします。 > _______________________________________________ > Rc-oz-simjp mailing list > Rc-oz****@lists***** > https://lists.osdn.me/mailman/listinfo/rc-oz-simjp