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2010年11月再販版からの部品の変更のおしらせ

写真と異なるものが混在している場合がありますが、動作は同じです。 R1,R2 はシルク印刷とは異なる値になりますが、120 ohm を使用してください。

name |変更前              |変更後
-----+--------------------+-------------
U2,U3|Fairchild製 74VHC574|NXP製 74HC574
R1,R2|68.0 ohm(68R0)      |120 ohm(121)
R3   |1.50 kohm(1501)     |1.5 kohm(152)
D1,D2|3.6V (|W4)          |3.3V (|W3)

製作編

用意するもの

チップ部品を使っていますが、予想よりかは楽に組み立てが出来ます。チップ部品をなくさないように、パーツ入れや小皿があるとよいです。

  • kazzo PCB revision 2.1 キット
  • はんだごて
  • テスタ
  • ニッパ
  • 糸はんだ
  • はんだ吸い取り線
  • フラックス

セラミックコンデンサを付ける: C1, C2, C3

capsitor0.jpg まずはコンデンサをつけてチップ部品の実装の練習をします。

capsitor1.jpg 印字がない2端子のチップ部品がコンデンサです。

capsitor2.jpg とりあえずはんだと基板と部品をくっつけてから、

capsitor3.jpg こてをあてながら場所を調整します(写真は抵抗の所を参考にしてください)。反対側はあとではんだ付けします。

抵抗を付ける: R1, R2, R3, R4

resistor0.jpg 抵抗には極性はありませんが、シルクの文字の流れに合わせて設置すると良いでしょう。 シルクの文字に抵抗値を合わせてください。(R1:68R0, R2:68R0, R3:1501, R4:3002) (または R1:121, R2:121, R3:152, R4:3002)

basho.jpg 片方はラジオペンチやピンセット、もう片方ははんだごてで場所を調整します。

ダイオードを付ける: D1, D2

diode0.jpg ダイオードには極性があります。 非常に見づらいのですが W4 or W3 の文字とシルクの方向をあわせてください。

C,D,R の 2 端子のチップ部品はすべて片側のみ固定してから、反対側をはんだ付けすると効率がよいと思います。

Resonator を付ける: X1

diode1.jpg

3端子あり、両端の極性はありません。 中央と両端がくっつかないようにつけてください。

74VHC574 を付ける: U2, U3

u0.jpg 逆方向につけると IC が故障してしまいます。 シルクの半円と VHC574 or HC574 のくぼみの方向をあわせます。 ずれないようにテープで固定するといいかもしれません。

u1.jpg 右端の1ピンをはんだ付けし、実装パターンと足の方向を揃えます。

u2.jpg フラックスを塗布し、ピンにはんだを流し込みます。

u3.jpg この段階ではブリッジしててよいです。

u4.jpg はんだ吸い取り線でブリッジとはみ出た部分を吸い取ります。

u5.jpg テスタで近隣のピンが接触していないか確認し、補修を行います。目視だけではくっついてるか判断できないことが多いです。

AVR をつける: U1

avr0.jpg シルクの半円と AVR のくぼみの方向をあわせます。キットではファームウェアと fuse の書き込み済みでお送りします。

avr1.jpg ソケットなしで直づけして大丈夫です。ファームウェアの変更は USB 経由もしくは ISP から変更できます。

その他をつける: CP1, CN1, CN3

cp0.jpg CP1 は + がある方向に長いリード線があるものをつけます。

usb0.jpg CN1, CN3 は問題なくつけられるでしょう。

jumper.jpg スイッチを付けない場合は CP1 を切ったときのリード線で JP1 をショートします。

おわり

ohari.jpg

インストール編 (Windows)

用意するもの

インストール

kazzo と PC を接続します。以下の画面が出たら kazzo_0.1.x.zip に含まれる windows_driver/kazzo.inf を指定してください。このときに kazzo と表示されない場合は配線を見直してください。

インストールが済んだら、 kazzo_test.exe で USB の通信を確認します。

dump 編 (Windows)

用意するもの

anago を使う

cartset.jpg kazzo とカセットを接続してから、 USB ケーブルを接続します。

GUI

  • anago_wx.exe を実行するとフォームが出ます。
  • dump タブ, script にて mmc1_skrom.ag を選択します。
  • ROM image で出力ファイルをきめます。
  • 電池がついてる場合は battery にチェックを入れてから、 dump ボタンを押します。
  • 接触不良でなければ、しばらく待つとファイルが生成されます。

CUI

cmd.png cmd.exe を開いて anago.exe があるディレクトリまで移動します.ここでは配布ファイルを d:\unagi に展開したとします。

 スタートボタンを押す, R を押す, cmd と書く, Enter を押す
 > d:
 > cd \unagi\anago
 > unagi.exe d mmc1_skrom.ag kin_yu.nes
接触不良に問題がなければ、作成された kin_yu.nes をエミュレータで動かすことが出来ます。

その他詳細は付属のテキストファイルや説明されているサイトなどをご覧の上いろいろお試し下さい。

インストール編 (その他のOS)

kazzo と PC を接続します。 USB 接続状態を確認し一覧に kazzo があれば大丈夫です。

kazzo_test.exe に準ずるものは用意してないので、Makefile を修正して各自コンパイルしてください。

dump 編 (その他のOS)

ビルド方法は client 0.6.2 のリリースノート をご覧下さい。 コンパイルに成功すれば、 anago ができます。操作方法は Windows とほぼ同じです。