NVDA日本語化プロジェクトミーティング記録

  • 日付: 2008年5月17日
  • 参加者(敬称略): 渡辺、植木、梅垣、西本、四方田、山口、中村(精)、中村(浩)、辻

1. 日本語固有の記号の読み上げ対応(辻)

  • 記号読み辞書の雛形作成完了
  • それぞれの音声エンジン向けの辞書を作成するのでなく、記号読みはNVDA側で制御するように方針変更
  • どの記号を読ませるか、どう読ませるかはBEPの辞書に従う

<参考> 1.1 NVDAソース内のcharacterSymbols.pyへの変更点

  • 1行目に

# coding=utf-8 を追記

  • ソースないの読み上げ定義に、以下の行を追加して読み上げテスト

u"\u00A9":_("コピーライト"), u"\u3001":_("てん"), u"\u3002":_("句点"), u"\u30FB":_("なかてん"),

1.2 pythonで日本語を扱うための変更

  • \Python25\Lib\site-packagesフォルダ内に、sitecustomize.pyを作成
  • sitecustomize.pyの内容

import sys sys.setdefaultencoding('utf-8')

2. 漢字の変換候補読み課題(梅垣)

  • 開発環境が十分でない
  • TSFとIMEでは、IMEの方が比較的容易に情報を取得できる
  • Windowsとやり取りして変換候補の情報を取得するDLLと、それをNVDAに伝えるpythonプログラムが必要
  • IME関連の作業ができるプログラマーが必要

3. 音声エンジンのNVDA対応(西本)

  • NVDAのSAPI5用のドライバに手を加える必要がある(本家ではeSpeak対応に重点が置かれている)
  • できるだけ早くNVDAをリリースすることを重視してSAPI5版GalateaTalkで作業する
  • 英単語の読みや単漢字の読みの方法検討

4. 各種翻訳(植木)

  • インストーラーメッセージの翻訳完了
  • Wikiの更新
  • 四方田さんとともにできるだけ早く日本語ドキュメントを整備する

5. NVDA紹介のためのドキュメント(四方田)

  • まずは、植木さんとともにNVDAの日本語ドキュメントの整備を行う

6. 最新Snapshot紹介(辻、中村)

  • NVDAのインストーラーはNSIS (Nullsoft Scriptable Install System)で作成されている

7. その他

  • 10月22日・23日にWITの研究会でNVDAを含めたスクリーン・リーダーに関する議論を計画中
  • 次回6月21日は、辻は欠席